モーニングセミナー講師紹介
    第1174回9月29日(土)
    浜松西倫理法人会 会長
    (株)ジー・ディー・エス 代表取締役
    矢野 剛一 氏
    第1173回9月22日(土)
    三島市倫理法人会 会長
    (有)きもののむらき 代表取締役
    木村 英治 氏
    第1172回9月15日(土)
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    内藤 ようこ 氏
    第1171回9月8日(土)
    NPO法人開発教育Funclub 代表
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ニュース&トピックス

会員スピーチ
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    静岡市倫理法人会 幹事
    株式会社コトブキ観光 代表取締役
    佐野 聡
「手筒花火で静岡に感動の輪を広げる」

大畑英之

一色煙火保存会 煙火打揚従事者


大畑 英之 氏





 

講師インタビュー


一般企業に勤めながら、手筒花火師の顔を持つ、大畑英之さんにお話を伺いました。

- 大畑さん、本日はお時間を作って頂き、ありがとうございます。
  手筒花火と言えば袋井が有名ですが、静岡にもあったとは存じ上げませんでした。
  普段はどんな活動をされているのでしょうか?

私は一色煙火保存会という会に所属して活動しています。季節ごとに活動時期があって
4月の静岡祭り、7~8月の夏祭り、10月の秋祭り、そして年末の奉納煙火ですね。
現在は20名ほどのメンバーで活動しております。

大畑-1

- 奉納煙火とは、どんなものでしょうか?

はい。大晦日の除夜の鐘をつく横で手筒花火を上げるのです。
花火は夏のものと言うイメージがありますよね?
確かに夏祭りの時期は毎週のように手筒花火を上げて、とても盛り上がります。
でも、冬の花火は空気が澄んでいてとてもキレイで・・、それもまた風情があるのです。
ただ困ったことに、とても寒いンですけどね!(笑)    ※末尾に奉納煙花の情報あり。


- そもそも手筒花火は、どのようなきっかけで始められたのですか?

4年ほど前に、大原夏祭りという地元のお祭りに妻と二人でお手伝いとして参加していました。
そこに一色煙火保存会の方が手筒花火を披露しに来たのですね。私はお祭りの手伝いで
忙しくて観れなかったのですが、妻は「面白そうだから」と言い残して手筒花火を一人で
観に行ってしまったのです。(笑)

それからしばらくして、たまたまスーパーで親戚の人に出会い、一色煙火保存会のイベント
情報を聞きつけたのです。当日、私も「時間もあることだし、ちょっと行ってみるか」という
軽い気持ちで妻に同行したのでした。

当時はベテランの方の指導の下に、小型の手筒花火を持たせてもらえたのですね。
やはり、観るのとやるのとでは大違いでした。花火の最後に爆薬が破裂して終わるのですが、
これがすごい衝撃で身体に震動が伝わり、とても迫力が感じられました。

その体験がきっかけで、私もだんだん興味が湧いてのめり込んで行きました。
今は妻と二人で一色煙火保存会にお世話になっている、というわけです。

大畑-3

- 元々は好奇心のある奥さんがきっかけだったというのが、面白いですネ。
  手筒花火の魅力はどんなところでしょうか?

やはりその圧倒的な迫力と、花火が終わった後の何とも言えない余韻でしょうか。
儚さを感じるのですが、同時に「また、来年も来よう」という気持ちに変わります。

私たちは、竹を取りに行ったり、縄を巻いたり、火薬を詰めたり、といったところから始めます。
先輩の教えを忠実に守って丁寧にやらないといけません。鉄粉や焼酎も入れるのですよ。(笑)
水分を加えて火薬が固まり易くするのですね。力の要る作業ですし、根気も要ります。

10月のお祭りの時は本数も多かったです。5本くらい詰めましたね。
作業時間は、・・・1本につき1時間くらいでしょうか。
1日中やっているわけなので、だんだん疲れてきて作業がいい加減になっちゃう。(笑)

そうやって丹精込めて作った花火が、1本につき10数秒で終わってしまうのです・・・。


- 火薬を扱うって、実は相当危険ではないでしょうか?

そうなんです。とにかく衝撃が凄いですから!
自分で火薬を詰める話をしましたが、火薬の詰めが甘いと空気が入り暴発するンです。
骨折とかしますし、それが怖くて止める人もいるくらいなんです。

あ、写真をご覧になられますか?(と言って、携帯を持ちだす大畑さん)

大畑-5

こんな風になるんです・・・。


- えっ!? えぇ~~~~!!!!!(絶句)


・・・・・ この続きはモーニングセミナーで大畑さんから直接聞いてくださいネ!
      ※当日は会場に写真および実物をお持ち頂ける予定です。


- 最後に、大畑さんが今大切にされていることを教えてください。

手筒花火を観た方から「感動したよ」などと言葉をかけて頂けるのが大変嬉しいです。
私たちが命懸けで手筒花火を上げている所を見ていてくれたからでしょうか。

ブログでこんなコメントも頂けました。

3人の小さいお子さんのいる親御さんからなのですが、その子供の一人が重い病気にかかり、
頭部の手術を受けなくてはならなかったそうです。その子を病院に残しもう一人の娘を
連れてお祭りに来ていました。そこで私たちの手筒花火を観たそうです。

相当な不安と心配があったはずなのですが「手筒花火を観て勇気をもらった」と。

私たちは一生懸命手筒花火を上げているだけですが、間接的にでもそんな力になれたことを
大変嬉しく思います。これからも勇気や感動を与えられたら、と思います。

話は変わりますが「1/4の奇跡」という映画をご存知ですか?

私は、この監督をやられている入江富美子さんという方が大好きです。
特別支援学校の先生の山元加津子さんを描いたドキュメンタリー映画ですが、
いつかこの映画の上映会を開くのが私の夢なンです。

大畑-6

これは台湾の言葉で「リップンチェンシー」と書いてあります。
日本人魂(大和魂)という意味です。実直、素直、勤勉などを表わす言葉です。
このバンドは、中村文昭さんの会社で作っているものです。

台湾の人たちは、日本人を尊敬しています。

戦時中に墜落する日本の戦闘機が寸前に民家を避けて墜落した(そのパイロットの墓を
祀ってある)とか、ダムや水路を作って自分たちの生活を豊かにしてくれたとか、
日本や日本人に対して恩義を感じているのです。

手筒花火という日本の伝統文化を守っていくのと同じように、
そんな日本人の心・精神を大切にしたいですね。


- それでは11月22日(土)のモーニングセミナーのご講話、楽しみにしています。
  本日は色々なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。<インタビュー・小吹 真司>


 

講師プロフィール

昭和50年9月12日   静岡市に生まれる
平成 3年3月     静岡市立長田南中学校卒業
平成 3年4月     中部電力株式会社 入社
平成22年8月     一色煙火保存会 入会

現在に至る


一色煙火保存会の奉納花火

平成26年12月31日 23:30頃より、龍津寺にて。20発ほど花火を上げる予定。

龍津寺(りゅうしんじ)の情報
〒421-1217 静岡県静岡市葵区羽鳥本町26−21
JR静岡駅 → バス(藁科線)「羽鳥」25分・下車 → 徒歩15分